電気自動車の基礎用語、EV・BEV・PHV未来の自分へ分かっていても再確認

「2030年代にガソリン車の車の販売禁止」あなたも何となく聞いていますよね。販売の禁止が2030年代だとは言っても、徐々に移行していくのでしょう。今後もっと身近に触れるべき電気自動車ですが、現状では問題点が多いのも事実です。数回に分けて現状考えつく電気自動車購入へ向けた問題点や疑問点を数回に分けてご案内できればと思います。
1回目の今回は、あなたに「知ってる」と言われてしまう電気自動車を語るには必要な「用語」をご案内していこうと思います。

知っているようで上手に説明できない電気自動車の言葉。

ここは初歩なので、あなたは理解されているでしょう。ですが、分からない方もいらっしゃるかもしれませんので、念のためのご案内です。

  • BEV
  • EV
  • HV
  • PHV
  • FCV

BEV

正式名称は、「Battery Electric Vehicle」、バッテリー駆動式電気車両。本来の電気自動車はこの呼び名「BEV」が正解なのでしょう。ですが「EV」の言葉が先行していて電気自動車の分類が少し面倒になってきているのも事実です。純粋に駆動は「モーター」、エネルギーは、「電気」となります。

EV

正式名称は、「Electric Vehicle」直訳すると、電気車両です。純粋に電気車両を表す表現と、電気自動車全般を表す二つの意味が今はあるようです。
電気車両を表す場合、駆動はモーター・エネルギーは電気となります。

HV

正式名称は、「Hybrid Vehicle」、ハイブリッド車両。ハイブリッドとは異なるものを混ぜ合わせる意味があります。今回の場合は、エンジンとモーターとなるのですが、簡単に言うと、わんちゃん・ねこちゃんの「雑種」のようなイメージです。〇と×をかけ合わせる。(雑種とは言っていますが技術は凄いです。)今回の場合は、エンジン車と電気自動車をかけ合わせる。そしてできたのがハイブリッド車両となります。駆動はエンジンとモーター、エネルギーはガソリンと電気となります。

PHV

正式名称は、「Plug-in Hybrid Vehicle」プラグ付きハイブリッド車両。「PHV」と「HV」の大きな違いは、プラグがあるかないかです。プラグのある「PHV」は、外部より充電が可能です。駆動はエンジンとモーター、エネルギーはガソリンと電気となります。メーカー・団体によっては「PHEV」と表記される場合もありますが、「PHV」と同じ意味です。

FCV

正式名称、「Fuel Cell Vehicle」燃料電池車両。水素と酸素の力を利用してモーr¥他を駆動させる自動車です。現段階ではデメリットの方が多い「FCV」ですが、電気自動車同様に二酸化炭素の排出量は「0」です。電気ではないのですが、話を進めるうえで必要になる可能性があるので記載しております。駆動はモーター、エネルギは燃料電池です。


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「EV?HV?PHV?」なぜ「V」何が「V」

「V」理解されています?わたしは最初分かりませんでした。独自の解釈の多い日本ですが、時にこだわる不思議な国「日本」この部分が問題になるようです。世界のルールをそのまま受け入れた結果なんですね。

車と言えば「Car」ではないの?普通の考えだと思います。せめて「automobile」では?おぃおぃなんで、「vehicle」なのよ?どうも解釈があるようです。

  • 「Car」主に自家用車を表すようです。
  • 「automobile」自動車全般
  • 「vehicle」乗り物全般

これ、「automobile」でいいですよね!と思うのですが、今後、重機や特殊車両も、さらに将来は他の製品にもという思いから、「vehicle」(ビークル)を使われるらしいです。なんとも面倒な…

H2V

最近耳にする「V2H」は、「Vehicle to Home」を略した言葉です。「車両から家へ」これがコンセプトです。「BEV・EV・PHV」は、電気の入出力用のプラグ(大型のコンセント)を持っています。そのプラグを利用して、家への給電を行う行為を表しています。この「H2V」は、家という大きなアイテムも含めた考え方になるので、どこかで詳しくお話ししますが、「BEV・EV・PHV」を家で生活利用するためのバッテリーとして利用する方法です。
個人的に to⇒2 は、納得いかない部分もあるのですが…

まとめ。

当ブログでは、電気自動車の技術者への情報提供を目的としておりません。一般の方が将来的に、電気自動車の選択をしなければならない時のために、現在の情報をご案内するスタンスです。わたしもそうですが、人にはそれぞれ状況があります。「来年結婚する」・「5年後家を購入したい」・「次はPHVを考えている」今までは自動車購入は単体で考えることのできるイベントだったのでしょう。ですが、今後は「自動車購入を単体で考えると、損をしそう」そんな時代がすぐそこにきています。

過去、PHV・EV車の充電器の製造・設置関連に携わった経験からご案内できることもあるかもしれません。
業務用ウオーターサーバの設計させていただいた経験もあります。