金属加工の試作専門工場どんな時に依頼する?理解しています?
こんにちはクロです。
試作工場のチャージは高いです。
では、どのような利用方法がいいのか十分理解しないと製品にコストという負荷がかかります。
金属加工における試作工場をちょっと覗いてみます。
試作工場の特徴
- 試作専門で業務を営んでいるか試作も行っている
- ホームページがある(試作=技術でまとめられている)
- 営業職がいる(加工は理解しているが加工しない人)
- 工場としては比較的に静か
- 会議室(打ち合わせのできるスペース)がある
- 秘密保持契約(NDA)に対応していただける
- 製品含有化学物質などの対応(chemSHERPA・RoHS指令など)
- 多くの数量は作らない
- 量産時の加工先工場の案内ができる
- 金型作成ができる
※最新の加工機があったり、技術力があるのは当然としています。
こういった工場は私の経験上
宇宙開発の部品・大手自動車メーカーの試作品・メガサプライヤーの試作部・電気自動車の部品開発・・・このような会社さんがよく利用されているようです。
更に言うと試作専門の工場には分類があるようです。
試作工場の分類
営業さんが窓口でモノづくりを行う会社
営業が窓口でモノづくりを行い、30人規模で各工程に担当者がいる。
何人もの目を通るため不具合も少ない。
経営者さん中心でモノづくりを行う会社
経営者が営業窓口を兼務していて、割と小規模な企業。
10人ほどで行っていて最新の設備より職人の技術で加工を行うイメージ。
1担当者製造型の会社
最近増えてきているように感じる営業形式。
企業規模は大小あるが、製造担当者が営業事務的な部分以外をすべて行う。
営業は企業と担当者をつなぎ見積書や請求書などの事務作業を行う。
モノづくりは製造担当者が全行程(ほぼすべての工程)を一人で行うため、確認事項・変更依頼などが利用者としてメリット。
工程管理・品質確認なども対応が一対一のため話がスムーズに進むこともある。
チャージはどうかな?
試作工場のチャージはどうでしょう?
以前ご一緒させていただいた実体験ですが
7.500~18.000円/時間
差はありますが、こんなイメージでした。
日本の製造業は「平均的には4,000円から6,000円あたりが相場」と言われているので、かなり高額だと判断されます。
それでも、試作専門の工場が経営をしていけるのはニーズがあるからです。
あなたの手元にある図面は試作専門の工場に依頼すべきものでしょうか?
それとも、もっと別な工場で依頼できる製品でしょうか?
答えは手元(図面)にあるようですね。
今は海外を利用した試作専門の商社さんもあるようですが図面の完成度を問われるので
個人的にはハードルが高く見ています。
※図面の読み違いのトラブルはあるようです。
まとめ
試作工場は技術を売る会社のため、チャージは高く依頼するハードルも高く見えます。
ですが、目的をもって部分的に依頼する場合などは強い味方となるでしょう。
時間が許すのであれば、同時に個産工場などにも見積り依頼を欠けたほうが良いかもしれません。
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