薄板板金を切る・抜く!レーザー加工・タレットパンチプレス加工の選び方まとめ

2022-02-10

こんにちはクロです
「今、レーザー加工でお願いしているけどウチの商品に合った加工なの?」
そもそもどんな加工ができるの?
品質は?コストは?納期は?
こんな質問を頂くこともあ多々あるのでまとめてみる

レーザーとタレパンの種類と特徴

当然ですがレーザーもタレパンもメリットもデメリットもあります。
どの部分があなたの要望に合っているかを考えると、現在の加工より良い結果を生み出す場合もあるかもしれません。

レーザー加工タレパン加工
加工速度遅い早い
成形加工できないできる
厚さ制限加工機の出力次第3.0㎜程度
加工コスト高い安い
異形加工得意不得意
苦手な金属銅・真鍮など硬い金属

得意を生かすと製品への負担は減りますね。

目にするレーザー加工は大きき分けて3種類

  • Co2レーザー
  • YAGレーザー
  • ファイバーレーザー

Co2レーザー 
板金加工では現在、最も主流と呼べる加工機でしょう。混合ガスを使い金属を切断します。反射する金属や、やわらかい金属の加工はあまり得意ではありません。

YAGレーザー 
今回はあまり触れませんが、レーザー彫刻や溶接加工でよく使われるレーザ加工です。

ファイバーレーザー
Co2レーザーが不得意だった、やわらかい金属にも対応可能です。加工速度もCo2レーザーに比べると速いです。鉄の加工も問題ありませんが、切断面がCo2レーザーに比べると若干見劣りします。

Co2レーザーとファイバーレーザーの比較

Co2レーザーファイバーレーザー
加工速度遅い早い
加工コスト高い安い
加工機コスト安い高い
鉄の破断面きれい少し気になる

ここ数年ですが、ファイバーレーザーへ工場もシフトしてきていますが、私の感覚だとまだまだCo2レーザーが主流です。ファイバーレーザーは加工が速い分、付随した設備(自動搬送機)が必要になったり、設備を置くための広さが必要だったりと、まだまだハードルは高いです。
今までCo2レーザーを導入していた工場が、そのスペースに設置できない問題もあります。


切る・抜く タレットパンチプレス

タレットパンチプレスとは、どんな加工機か読み解く
 タレット=直径1.5m程度の円盤にいくつもの穴が開いていて、その中に金型を仕込むことができる部品。
 パンチ=事務で使う2穴パンチのようなものだが、形状がステンレスボトルのような形状の金型
 プレス=圧力をかける

タレットと呼ばれる円盤に金型が沢山入っていて、上から圧力をかけ打ち抜く加工機。 

特徴/メリット・デメリット

  • 加工速度は早い
  • 加工コストが安い
  • 加工する金属をあまり選ばない
  • 大きさにルールはあるが、成形加工が可能 ※バーリング・ランス・ルーバー・ハーフシャーなど
  • 加工できる板厚の制限が厳しい
  • レーザー加工全般に比べると加工音がうるさい
  • 加工には消耗品である金型が必要

タレットパンチプレスは切るという加工機ではありません。金型を利用して打ち抜くといった加工機になります。この加工機の魅力は外周加工・穴あけ加工などを行いながら同時に成形加工ができることと、加工コストの安さが魅力です。

レーザー・タレットパンチプレスの良い所どり複合機

レーザ加工機とタレットパンチプレスの両方の加工が1台でできる加工機です。
レーザーで特殊な形を切りながら成形加工が行え、直線などは安い加工(タレットパンチプレス)の加工を選ぶことが可能。
加工機の価格が高い
メンテナンス箇所が多い

まとめ

レーザーは異形加工
タレパンはコスト重視・成形加工

異形の加工があって、更に成形加工を行ないたいなら複合機

現在、モノづくりを依頼していてこんなことはなしでしょうか?

  • レーザー加工を行った後に、単発のプレス機を使って成形加工を行っている
  • タレパン加工後、工場作業者が一所懸命バリ取りをしている。
  • 数量を多くお願いすると納期がかかる。
  • 製品に組み込む性能重視の製品なのに、レーザー加工されている。
  • 外観重視の製品なのに、加工跡がある。

加工機には、得意不得意がありますので一度検討されてはいかがでしょうか?

今、レーザー加工だけど、タレパンにしたらコストとか品質ってどうなります?