そもそも金属加工ってどんな事?モノづくりの第一歩・どんな工場に依頼する?
こんにちはクロです
一言で「金属加工」って言っても、よくわからない所ありますよね?
どんな会社があったり、どんなことしていたり?
そんな疑問をザックリ解説
大きく分けると加工の種類って意外と少ない
大きく分けると思っているより加工の種類って少ないんですよ。
- 溶かす
- 熱を加える
- 圧力をかける
- 削る
こんな感じにおさまっちゃうんでしょうね。
溶かす
板を作る時も溶かしますし、金型を作ってそこにドロドロに溶けた金属を流し込みカタチを作る。
熱を加える
金属は、熱を加える(焼く)と性質が変わり固くなるものがあります。身近なものですと包丁かな?
圧力をかける
曲げたりもできますし、金型で挟むことによりプレスも行えます。
削る
金属の塊を思った形状に削りだす。
目的のものはどこに依頼するの?
まず何をしたいか考えましょう。
溶かして作りたいなら
鋳造工場 マンホールのように凹凸が多く、それでいて数が欲しい。
金属の強度を上げたいなら
焼き入れ工場 直接依頼することは少ないと思います。切削工場経由でお願いできる工場です。
プレスでモノづくりしたいなら
プレス工場 自動車部品が多いですね。薄めの板から作れる・大量生産したいなんて時にお願いする工場です。
板からつくりたいなら
板金工場 薄い板状の金属からモノづくりをしていただける工場です
削りだしたい
塊の状態から、希望の形状へ変更させる。そんな部品が必要な時に依頼できます。
作りたいモノが混ざっている時
「何か作りたい」⇒「図面もできた」そんな時、切削も板金も部品が入ってる・・・普通にありますよね。
そんな時、どの工場に依頼すればいいの?それとも別々に依頼したほうがいいの?と聞かれることがあります。
先ず最初に考えるのは、いくつ作るかです。
少数の場合、加工図面の多い工場へお願いします。
理由:外注加工費が安くなる可能性があります
例】全体生産数が少数で 切削図面 10枚 板金図面 2枚 こんな時は、切削工場へ なんて感じです。
数量がそれなりに数がある場合、100~等のような時は、各図面の得意な工場に依頼を考えたほうが良いかもしれません。
ですが、納品日が分かれたり請求書・発注書・・・事務作業は二倍です。
全体を見て依頼先は考慮することをお勧めします。
個人的な見解ですと、板金工場へお願いしたいですね
切削工場は、その部品に対してのご意見・提案は多数いただけるのですが
板金工場のように製品全体を見た提案をいただくことは中々ありませんでした。
大阪にいいところありましたけど♪
モノづくりのハードル
近年、無料/格安のCADや沢山の知識の詰まったインターネット。
金属加工のネット通販や一昔前まで簡単に手に入らなかった部品の数々
誰もが身近にモノづくりを体験でき新しいモノを作り出すハードルがかなり下がっています。
個人で加工可能な加工機も多品種出てきていますが、やっと趣味の世界を超え始める兆しが出てきた所ではないでしょうか。
良いモノを より安く より安全に 世に送り出すために金属加工工場を上手にご利用ください。
試作工場については