ノギス大事な選び方・校正証明書付とは?

2022-08-01

モノづくりの必須アイテムと言ってもよい「ノギス」、使い方をご紹介するページは多数ありますが、選び方については中々…そんなあなたの疑問にお答えします。
値段もバラバラスペックを見てもよくわからないあなたへこの記事でズバリお答えします。

  • 結局のところ何が違うの?
  • 値段で選べばよいの?
  • みんな同じじゃないの?
  • 選ぶポイントは?

道具は使い方に合ったものが必ずああります。過剰スペックは無駄なコストがかかりますが、スペック不足も問題です。、今回は「ノギス」であなたに合った道具の選択方法をご案内します。

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何に使うかで選択は決まってきます。

今回の「ノギス」は、何に使うかで大きく分かれ、そのポイントを押さえれば間違った選択にはならないでしょう。
そのポイントが、何を計測するかです。ここで言う「何?」は、最初から最後まで1人で取り扱う個人のものか?、販売を目的とし多くの人が携わり作られる製品か?違いです。最初から最後まで1人で取り扱う製品は、どんな「ノギス」でも問題ないでしょう。ですが、多くの人数(会社・工場)が携わる製品はそうはいかないのです。「ノギス」の条件として校正証明書がとれるノギスでないと問題が発生する場合があります。

校正証明書とは
ノギスにかかわらず「測定器」に発行される証明書で計測器に狂いがないことを証明する証書です。類似の証明書で試験証明書・検査報告書などがあります。

Point

校正証明書の有効期限は、使用開始から1年です。
期限が切れたら再度校正が必要になります。

校正証明の「ある」「なし」の違い。

個人でモノづくりをする場合、部品が数点・数十点あっても計測器(ノギス)は1つの可能性が高いので基準(ノギスの計測結果)は一定です。ですが、多くの人数(会社・工場)で部品を作り校正される製品はそうはいかないのです。計測器であるノギスの測定結果が同じでないと、「どの工程」に問題があるかわからないからです。その結果を同じにするために校正証明書を取得した計測器で測定を行う必要があるのです。

実際の現場で起こった事例。

A~Eまでの5社が同じ製品の各部品を作り、F社で組み立てる。そんな状況の中、不具合が発生し組立ができない。各社の言い分は、「ノギスの計測にて、寸法はすべてチェックを行った。」とのことだが、F社で計測を再度行うと、数点の寸法が合わない。
こんな現場は何度も経験させていただいたことがあります。

校正を通したノギスを全社が使っていれば問題ないはずなのですが1社でも校正を通していないノギスを使っているとトラブルになりかねないからです。

校正証明付きを悩む場合。

校正証明書付の「ノギス」は、なしの「ノギス」より高額です。
通販などで手に入るノギスは、大きく分けて3種類あると思っています。150㎜ぐらいの計測を目的に利用される「ノギス」を例にしてお話しします。

校正証明書付のノギス
12.000円~17.000円程度

校正証明書を必要時に自分で取得する(有料)ノギス
5.000円~7.000円程度

何も付いていないノギス
500円~2.500円程度

問題は格安で何も付いていないノギスです。このノギスは、校正証明書の取得はできないノギスの可能性が高いです。ノギスの製品としての精度がそこまで検討して作られていないからです。将来、校正証明書が必要な場合は、「ノギス」の買いなおしとなるでしょう。
※添付品にハードケース(樹脂製)が付いているものをおすすめします。ノギスは補完が結構面倒です。

まとめ。

ノギスを何に使うかによって購入するスペックは見えてきます。校正証明書が必要なのか、不要なのか、それとも自分しか使わないのか。最近のネット通販では、校正証明書が付いている・付いていない、などの表記もされているのでチェックすると良いかもせれません。

私の経験で申し訳ないのですが、道具は1つだけ上のランクを買っておくと便利な場合が多いです。

道具・工具は、必ずメンテナンスが必要です。ノギスも1年に一回の校正と、月一回の自主点検が必要です。