設計・CADの勉強に購入部品を使おう!設計思考

作りたいものがある人は、3DCADを覚えるのも早いかもしれません。ですが、スキルとして・興味の中で考えると、「本やネットで勉強した後どうする?」なんて人は多いようです。
CADの勉強ができて・設計思考の初歩が分かる。しかも部品の使い方が身につく!勉強法はいかがでしょう?

今回の目線かこちら

  • ネットの部品は図面付き
  • 既製品として部品を購入できるサイト
  • 部品のトレースでCAD
  • 組み込む部分を作る

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ネットの部品は図面付き。

ホームセンターなどで手に取ることのできる部品は、図面が付いてる製品は少ないかもしれません。ですがネットでの通販となると話は別です。機械部品などは図面がないと理解できない部分も多くなりますし、サイズが分からなければ売れるわけがないからです。
ネットでは、数えきれないほどの部品が図面付きで売っています。その図面を利用してCADの勉強ができるというわけです。
CADで次に何を書こう?なんて悩んでいる方はネットに答えがあります。
さらに、設計者として多くの部品の利用方法を覚える事ができるのは理想的です。

将来の商品設計の中では、多数の部品を組み込んでいく作業も必要になることでしょう。ですが、いきなり初めて見た部品を組み込み、その機能を十分に発揮するのはとても大変な事です。すべて自分で設計を行えば機能を発揮するのは簡単になってきますが、コストが合わなくなる可能性が出てきます。そんな時のために設計者は標準品とされる購入部品を利用する場合が多いです。また、購入部品を覚えることによって発想が膨らむことも事実あります

既製品として部品を購入できるサイト。

国内には多数の購入部品の案内サイトがあります。個人的なお話になりますがよく利用するサイトを紹介しましょう。

ご案内の前に、個人の感想が強いです。お気を付けください。

MISUMI-VONA
最強の何でも屋さんです。全サイトで考えると、部品に限らず、加工も行ってくれます。オリジナルのCADや、部品の利用方法に関する動画など、まさに最強です。ですが奥が深すぎて迷子にならないよう気を付けてください。

NBA
メカトロ部品の老舗です。技術情報も充実していますので、部品の勉強には最適です。なにからなにまで取り扱っている訳ではないので、部品は万能な部品でばかり扱っているわけではありません。

タキゲン製造 スガツネ工業 栃木屋
建築金具や筐体設計の使われる部品などが得意です。製品の精度もよく図面もしっかりしています。3社は類似製品が多数あります。希望のサイズがなかった場合、他にysで探すとある場合があります。

お気に入りが探せるといいのですが。

部品のトレースでCAD。

ネットで自分に合う部品を確認出来たら、CADの勉強です。ネットから2Dの図面を借りてきて、3DCADで書いてみましょう。製品によっては「あれ?」と思う部分もあるかもしれません。なにに使うんだろう?どうして切り欠きがあるんだろう?など発見があるかもしれません。その発見の一つ一つが将来あなたの力になることでしょう。

組み込む部分を作る。

部品によっては利用方法(組み込む方法)も図解していますので合わせて書いてみるといいかもしれません。例えば、丁番とハンドル・本体と扉の関係など。小さなNCフライス盤やNC旋盤を書いてみるのも面白いかもしれませんね。

まとめ

目指している製品によって、利用する部品は大きく変わってくるかもしれません。ですが利用しない部品でも、どこかであなたの設計の力になるかもしれません。可能な限り多くの部品を見て。触って学んでみてください。CADでトレースすることによりCADのスキルアップにもなるし、設計の勉強にもなる。最強じゃないですか?さらにもう一つお話しすると、ネジ一本までオリジナルで設計・製造した製品は、製品の価値とコストが合わなくなります。注文住宅だって釘やネジは標準品を使うのですから。標準品・購入部品を覚えるということは規格を覚えることになり、コストを下げることに繋がります。